お役所ポスト、廃止

「お役所ポスト、廃止」と聞くと、何を想像されますか?
郵政民営化のあおりを受けて、自治体の役所にある郵便ポストが廃止・撤去されることを思われる方はいらっしゃいませんか。


実はこれ、団塊の世代の職員の救済策の「困難課長」「困難係長」のポスト(地位)の廃止のことらしいのです。
何それって思われるでしょうけど、これが事実なのです。


このお役所ポストは、ポスト不足で昇進できない団塊世代の職員の給与をアップさせるための仕組みらしいのです。
しかも多くの自治体が導入しています。
名前だけの課長・係長ならまだ許せるのですが、給与がアップするなんてあきれて物が言えません。
民間ではありえない話です。


「困難」とは、困難な業務をするという意味らしいのですが、そもそも市町村役場にそんなに困難な業務が存在するのでしょうか?
困難な仕事なら、きちんとした課を設置するはずです。
しかも、一般市民には知られておらず、名刺にも「課長」とだけ印字されているという、奇妙なポストなのです。
不思議です。


こんなことでは、役職についていない若い職員の士気が上がるはずがありません。
ましてや行政の効率アップなんて、望めるわけはないですよね。


今回は、川崎市がそのお役所ポストを廃止すると言うニュースなんです。
本来はいいニュースなのですが・・・。
逆にびっくりしてしまいました。


こんなところにも、公務員と民間とのギャップがあるんです。
確かに税務署にもそれらしきポストがありますけど・・・。
まさか浜田市の近隣市町村にはないですよね。
あったら、こっそり教えてください。


日刊スポーツのこの記事のホームページアドレスです。
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070206-152417.html