敗因と
サッカー日本代表のFIFAワールドカップドイツ大会は、2006年6月22日あっけなく幕を閉じました。
期待とはうらはらに、勝ち点1しか奪うことが出来ずに・・・。
- 作者: 金子達仁,戸塚啓,木崎伸也
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/12/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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金子達仁(カネコタツヒト)、戸塚啓(トツカケイ)、木崎伸也(キザキシンヤ)という3人のスポーツライターが、50人の選手・関係者を取材して書き上げた1冊です。
[目次]
プロローグ 最 後 ─ 2006年6月22日、中田英寿の動けなかった900秒。
第1章 愛 憎 ― 「やさしい人」が日本に与えてくれたもの。
第2章 団 結 ― 3人の男が背負い続けた、日の丸の誇り。
第3章 確 執 ― 「黄金世代」「海外組」とはなんだったのか?
第4章 七 色 ― 博徒ヒデョングの喜怒哀楽。
第5章 晩 餐 ― ラスト・サパー――ボン日本料理店ドキュメント
第6章 齟 齬 ― ピッチ上で起こった、「自由」からの逃走。
第7章 消 極 ― それでもプライドは捨てられない。
第8章 落 涙 ― その気持ちで、と彼は言った。
第9章 敗因と ― 日本サッカーに未来はあるか?
あとがき
出版社/著者からの内容紹介
「ドイツW杯、あのとき日本代表は内部崩壊していた!」
金子達仁、戸塚啓、木崎伸也----。
3人の稀代のスポーツライターが、「ドイツW杯、日本代表はなぜ惨敗してしまったのか」をテーマに、のべ50人の選手・関係者をインタビューしました。
日本代表選手のみならず、ヒディンク、ジーコ、カカ、アドリアーノなど多数の海外の選手・関係者にも単独取材に成功しているほか、小倉隆史、城彰二、前園真聖らアトランタ世代の関係者も重要な証言を残しています。
日本代表選手のチーム内での確執、W杯期間中の「決起集会」の様子など、テレビや雑誌では読むことのできない部分も醍醐味のひとつ。
日本サッカーはなぜ敗れたのか?
日本サッカーに未来はあるのか?
そして、その未来を掴むためには?
日本サッカーへ愛情を注ぎ続ける3人のライター----彼らのスポーツライティングの集大成ともいえる本作は、2006年のサッカーシーンを振り返る上で欠かせない一冊となっています。
完全に不完全燃焼だった日本代表。
と同時に数多くのサポーターも、不完全燃焼のはずです。
なにかもやもやとしたものが晴れないまま・・・。
しかしこの本を読み終えたことで、少し解ったような気がします。
あの時、何が日本代表に起こっていたのか。
ジーコの選択は正しかったのか。
たくさんの噂は事実なのか。
そんなことが色々な角度から書かれています。
この本に書かれていることが全て真実かどうかはわかりません。
しかし、少なくとも読む前より読んだ後のほうがすっきりとしました。
日本代表のサポーター、ファンに呼んでもらいたい1冊です。