敗因と

サッカー日本代表FIFAワールドカップドイツ大会は、2006年6月22日あっけなく幕を閉じました。
期待とはうらはらに、勝ち点1しか奪うことが出来ずに・・・。


敗因と

敗因と


金子達仁(カネコタツヒト)、戸塚啓(トツカケイ)、木崎伸也(キザキシンヤ)という3人のスポーツライターが、50人の選手・関係者を取材して書き上げた1冊です。

[目次]
プロローグ 最 後 ─ 2006年6月22日、中田英寿の動けなかった900秒。


第1章 愛 憎 ― 「やさしい人」が日本に与えてくれたもの。


第2章 団 結 ― 3人の男が背負い続けた、日の丸の誇り。


第3章 確 執 ― 「黄金世代」「海外組」とはなんだったのか?


第4章 七 色 ― 博徒ヒデョングの喜怒哀楽。


第5章 晩 餐 ― ラスト・サパー――ボン日本料理店ドキュメント


第6章 齟 齬 ― ピッチ上で起こった、「自由」からの逃走。


第7章 消 極 ― それでもプライドは捨てられない。


第8章 落 涙 ― その気持ちで、と彼は言った。


第9章 敗因と ― 日本サッカーに未来はあるか?


あとがき

出版社/著者からの内容紹介


「ドイツW杯、あのとき日本代表は内部崩壊していた!」


金子達仁、戸塚啓、木崎伸也----。
3人の稀代のスポーツライターが、「ドイツW杯、日本代表はなぜ惨敗してしまったのか」をテーマに、のべ50人の選手・関係者をインタビューしました。


日本代表選手のみならず、ヒディンクジーコ、カカ、アドリアーノなど多数の海外の選手・関係者にも単独取材に成功しているほか、小倉隆史城彰二前園真聖アトランタ世代の関係者も重要な証言を残しています。


日本代表選手のチーム内での確執、W杯期間中の「決起集会」の様子など、テレビや雑誌では読むことのできない部分も醍醐味のひとつ。


日本サッカーはなぜ敗れたのか?
日本サッカーに未来はあるのか?
そして、その未来を掴むためには?


日本サッカーへ愛情を注ぎ続ける3人のライター----彼らのスポーツライティングの集大成ともいえる本作は、2006年のサッカーシーンを振り返る上で欠かせない一冊となっています。


完全に不完全燃焼だった日本代表。
と同時に数多くのサポーターも、不完全燃焼のはずです。
なにかもやもやとしたものが晴れないまま・・・。


しかしこの本を読み終えたことで、少し解ったような気がします。
あの時、何が日本代表に起こっていたのか。
ジーコの選択は正しかったのか。
たくさんの噂は事実なのか。
そんなことが色々な角度から書かれています。


この本に書かれていることが全て真実かどうかはわかりません。
しかし、少なくとも読む前より読んだ後のほうがすっきりとしました。


日本代表のサポーター、ファンに呼んでもらいたい1冊です。