06年度税収、予算を下回る
財務省は06年度の一般会計決算(概要)を発表いたしました。
それによりますと、税収は49兆691億円にとどまり、補正予算を1兆4000億円下回りました。
4年ぶりのことです。
ただし、歳出の使い残しなどがあり、差し引きでは8300億円の純剰余金が生じました。
06年度の国の決算概要
(単位:億円。補正予算比増減額、▲は減)
○ 歳入 ▲9,739 税収 ▲13,989 (うち法人税) ▲8,911 (うち所得税) ▲5,159 税外収入 4,250 国債発行 0 ○ 歳出 18,060 ○ 歳出入の合計 8,320 ○ 特定財源への配分 34 ○ 純剰余金 8,286
税収は3年連続で増加です。
05年度実績は49兆654億円ですから、微増にとどまっていますが、税源移譲により地方へ1兆9200億円移譲していますので、増加基調には変わりまりません。
法人税収は14兆9200億円で、補正後の予算を9000億円下回っています。
また所得税も予算より5000億円少ない、14兆500億円にとどまっています。
今後の消費税論議にどう影響していくのでしょうか。