新衆参議員会館、事業費1700億円
ここまでのものが本当に必要なのでしょうか。
衆議院は11日、平成21年度中の完成を目指す、新議員会館の「議員事務所」のモデルルームを報道陣に公開しました。
総事業費は約1700億円です。
各議員の事務所は現在の約40平方メートルから100平方メートルに広がります。
国会議事堂裏にある衆院2棟、参院1棟の議員会館は平成11年に建て替えが決定し、18年に着工。
3棟とも現在の地上7階地下3階建てから地上12階地下4〜5階建てに生まれ変わります。
各議員事務所には、議員執務室と秘書室に加え、会議室と待合室を併設。
会議室と執務室は半透明のガラスで仕切られ、10人用の会議用テーブルが置ける広さ。
秘書室には4人の秘書が大型机が置かれ、応接セットも完備。
不審者対策として生体認証キーの導入が検討されています。
議員1人あたりの事務所占有面積は、先進国では米国(平均160平方メートル)に次ぐ2位となり、ドイツ(同54平方メートル)、イギリス(同38平方メートル)をはるかに超えます。
各省庁の事務次官室を参考にしたというが、まさに「重役級のオフィス」(笹川堯衆院議運委員長)です。
それにしても庶民の感覚からかけ離れています。
歳出削減はどこに行ったのでしょうか。
そもそも国会は東京になくてはならないのでしょうか。
疑問だらけです。
【主な衆参両院施設事業】
○ 衆参両院議員会館 平成18年3月着工。22年3月完成予定 総事業費1700億円(維持管理費含む)
○ 衆院赤坂議員宿舎 16年7月着工、19年4月完成(入居済み) 総事業費334億円