トヨタ、中間期決算世界一

トヨタ自動車が好調です。
トヨタ自動車が7日発表した2007年9月期の中間連結決算は、売上高が13兆0122万円(前年同月比13.4%増)、税引前純利益が9424億円(前年同月比21.3%増)と、いずれも過去最高となりました。
中間期の売上高としては米ゼネラルモーターズGM)の906億4600万ドル(約10兆2400億円)を超え、世界の自動車メーカーのトップになりました。


また日本の自動車大手8社の中間連結決算も全社が増収となり、三菱自動車を除く7社で売上高が過去最高となりました。
各社ともアジアやロシアなどの新興国での自動車需要増加から輸出が好調です。

自動車大手8社の中間連結決算


                             (単位億円)

   売上高   営業利益   税引後純利益 
 トヨタ   130,122(13.4)   12,721(16.3)   9,424(21.3) 
 ホンダ   59,024(12.8)   5,080(28.1)   3,746(38.1)  
 日産   50,644(11.7)   3,671(5.3)   2,124(▲22.5) 
 スズキ   17,287(16.6)   787(16.1)   460(16.8) 
 マツダ   16,562(8.9)   730(4.8)   290(6.8) 
 三菱自   13,134(30.6)   188(-)   ▲56(-) 
 ダイハツ   8,186(8.1)   250(24.4)   126(12.7) 
 富士重工   7,088(1.5)   189(4.3)   78(▲32.5) 

カッコ内は前年同月比伸び率
▲はマイナス、赤字


しかしトヨタの勢いは止まりません。
本当に強いです。
国内販売が少し不調ですが、その国内販売でも10月のシェアは初めて50%を超え51.6%となり、トヨタ強しの印象をさらに強くしています。


一方GMの今年7-9月決算は、純損失が389億6300万ドル(約4兆4000億円)となり、大幅な赤字転落となりました。
赤字額は4半期ベースで過去最高です。


今後新たな日米の火種になりそうな雰囲気ですね。