岡田武史日本代表新監督、誕生

サッカー日本代表の新監督に岡田武史氏(51)が就任しました。
急性脳梗塞(こうそく)で入院中のイビチャ・オシム日本代表監督(66)の後任です。
これで代表監督不在という緊急事態は解消です。


98年フランスW杯以来の再登板。
前回も加茂監督更迭という緊急事態からの監督就任でした。

日本代表チーム 新監督に岡田 武史氏が就任!(07.12.07)


 日本サッカー協会は7日、JFAハウスにて記者会見を行い、日本代表チームの新監督に岡田武史氏が就任することを発表しました。


日本代表チームの新監督に、FIFAワールドカップ フランス'98において日本代表を率いた岡田武史氏が就任しました。


■日本代表チーム 新監督就任記者会見


岡田武史新監督コメント】
オシムさんがこのような形で日本代表の監督を続けることができなくなったというのは、サッカー仲間として、監督仲間として、非常に心が痛む。よく「人生はわからない」と言うが、一週間前には、自分が監督に就任するとは考えてもみなかった。考えれば考えるほど、引き受けられないなという気がしていたが、何か、これはやらなければいけない、これはトライしなきゃいけないという気持ちが沸々と沸いてきていたので、やりますということで返事をした。引き受けたからには、日本代表チームがワールドカップに出場するために、私のできることを全てしていきたいと思っている」


川淵キャプテンコメント】
オシム監督がこのような状況を把握しているわけではない中で、新たな監督を選ぶというのは、苦渋の決断だった。ご家族の気持ちを十分斟酌しながら、こまめに情報を提供することによって、ご家族の理解を得て新しい監督を選考する話を進めてきた。
オシム監督が元気になられたときに、きっと今回の決断もやむを得なかったときっと理解してもらえると思うし、そういった日が早く来ることを心から願っている。そして、こういう厳しい状況の中で強い覚悟を持って監督就任への決意をしてくれた岡田新監督には心からの感謝と敬意を表したい」


■岡田 武史プロフィール
□氏名:岡田 武史(おかだ たけし)
□生年月日:1956年8月25日
□出生地:大阪府
□保持ライセンス:JFA公認S級コーチ
□学歴:
1975年3月        大阪天王寺高等学校卒業
1980年3月        早稲田大学政治経済学部卒業
□主なサッカー歴:
1993年  〜1994年  ジェフユナイテッド市原コーチ
1994年12月〜1997年10月 日本代表チームコーチ
1997年10月〜1998年 7月 日本代表チーム監督(FIFAワールドカップ フランス'98出場)
1999年  〜2001年   コンサドーレ札幌監督
            (1999年:J2-5位、2000年:J2-優勝、2001年J1-11位)
2003年  〜2006年 8月 横浜F・マリノス監督
            (2003年:J1-優勝、2004年J1-優勝、2005年J1-9位) 


1997年10月FIFAワールドカップ フランス'98アジア予選の最中に前任の加茂監督の後を受け、日本代表監督に就任。予選の残り4試合を2勝2分でプレーオフ進出。プレーオフではジョホールバル(マレーシア)でのイランとの激闘を制しW杯初出場を果たした。
1998年FIFAワールドカップ フランス'98において日本代表を率いた後、1999年にコンサドーレ札幌監督に就任。翌年J2優勝でコンサドーレ札幌をJ1へ昇格させた。2003年からは横浜F・マリノスを率い、J1リーグ連覇(2003、2004)を成し遂げた。

これで一安心です。
とりあえず監督不在の状態は解消です。


岡田新監督がどのようなサッカーをするのかは、あまりよく分かりませんが、多分守備的だったような気がします。
コンサドーレ札幌横浜F・マリノスの監督時代、まずまずの実績を残しています。
今後はオシム監督が残したものに、岡田カラーを加えていくことになるのでしょう。
選手選考も変わってくると思います。


期待も一杯、不安も一杯ですね。