平成20年度税制改正大綱のポイント

昨日明らかになった20年度の与党税制改正大綱のポイントです。


平成20年度与党税制改正大綱の基本的な考え方
1 地域間の財政力格差の縮小
2 経済活性化・競争力の強化
 (1)研究開発税制・情報基盤強化税制
 (2)中小企業・ベンチャー支援
 (3)事業承継税制
3 民間が担う公益活動の推進、「ふるさと納税
 (1)公益法人制度改革への対応
 (2)寄付金税制
 (3)「ふるさと納税
4 環境問題、安心・安全への配慮
5 金融・証券税制


平成20年度与党税制改正大綱のポイント
* 省エネ住宅の改修優遇
* 「200年住宅」の支援税制
* バイオ燃料の税減免
* ガソリン税暫定税率維持
* 住宅優遇税制の延長
* 法定耐用年数の見直し
* 研究開発減税の拡充
* 事業承継税制の拡充
* 大企業向けの優遇税制を一部打ち切り
* トン数税制の導入
* 証券税制の見直し
* エンジェル税制の拡充
* 都市と地方の税収格差の是正
* ふるさと納税の導入


消費税率の改正をはじめとした税制の抜本的改革が先送りされたため、小粒の改革に見えますがかなり見どころがあります。
特に法定耐用年数の見直しや地方法人特別税の創設、ふるさと納税公益法人制度改革対応は実務上かなり影響があります。
実際の運用がどうなるのかが、結構気になります。


平成20年度税制改正大綱
http://www.jimin.jp/jimin/seisaku/2007/pdf/seisaku-031a.pdf