交通事故死者、5744人

2008年度版「交通安全白書」が閣議決定されました。
白書によりますと08年度の交通事故による死者数は、前年比608人減少の5,744人。
7年連続で減少すると共に、死者が6000人を割り込んだのは1953年以来、54年ぶりのことです。


交通事故の死者数を年齢層別に見ますと、各年齢層とも前年より減少していますが、65歳以上の高齢者が2,727人となっており、割合で47.5%(前年44.2%)を占め、15年連続して最多となっています。


また飲酒運転の取り締まり強化によって、交通事故に占める飲酒運転の割合は、07年を100として33.4(前年47.8)と10年前の1/3に減少しています。


それに対して自転車対歩行者の事故は増加傾向にあります。
昨年は2,856件で、10年前の4.5倍に膨れ上がっています。


6月1日からは後部座席のシートベルトの着用義務付け等の、改正道交法が施行されます。
シートベルトをしていない場合の致死率は、着用している場合の9.4倍だそうです。
自分自身を、そして家族等を守るためにも、シートベルトの着用は必要ですね。


世界一安全な道路交通を目指したいものです。