新車登録2か月ぶり減少&自動車輸出23年ぶり最高

5月の新車販売台数(日本自動車販売協会連合会)は、前年同月比6.1%減の22万1377台で2か月ぶりに減少しました。
5月単月としては、23万1350台だった1976年の水準を32年ぶりに下回り、90年のピーク時(44万4038台)の約半分の水準です。
内訳では、普通自動車は3.3%増(4月は20.5%増)となりましたが、小型乗用車が9.7%減、普通トラックが15.6%減と低調です。


普通乗用車のブランド別販売台数(前年同月比)では、トヨタ(34.9%増)とスバル(23.3%増)のみが増加です。
小型自動車トヨタが18.6%減、日産が11.3%減など全般的に低迷しています。


5月の軽自動車新車販売台数(全国軽自動車協会連合会)は、2.8%減の13万9147台で、14か月連続の前年割れです。


一方で、自動車メーカー12社合計の2008年度の輸出台数が約700万台に達し、23年ぶりに過去最高を更新する見通しです。
輸出台数のこれまでのピークは、1985年度の685万台となっています。
最大輸出先の北米向けは、景気減速を受け8%前後減少しますが、中東やロシア、中南米など資源国向け輸出を軒並み拡大します。


国内需要が低迷しています。
今後、燃料価格の高騰による自動車離れや、資源高による新車価格の上昇により、ますます国内は低迷する見込みです。


自動車メーカーの海外へのシフトが鮮明になりそうです。