ノーベル物理学賞、受賞

スエーデン王位科学アカデミーは、2007年のノーベル物理学賞を、南部陽一郎シカゴ大学アメリカ)名誉教授(87)と、小林誠高エネルギー加速器研究機構名誉教授(64)、益川敏英京都大学教授(68)の3氏に授与すると発表しました。
素粒子研究分野で、宇宙誕生の謎や物質の根源に迫る成果をあげた業績に対して贈られるものです。


南部氏の受賞理由は「素粒子理学と核物理学における自発的対称性の破れの発見」です。
小林、益川両氏の受賞理由は「クォークが自然界に少なくとも3世代以上あることを予言する対称性の破れの起源の発見」です。


説明を受けても何のことかさっぱり解りませんが、久しぶりの快挙ですね。
日本人の受賞は2002年の物理学賞の小柴昌俊氏と科学省の田中耕一氏以来6年ぶりの受賞です。
また日本の研究者の共同受賞は初めてのことです。


授賞式は12月10日にストックホルムで開かれます。
賞金は1000万クローナ(約1億4000万円)で、南部氏が1/2、小林・益川両氏が1/4ずつとなります。


暗い話題が多い中、久々に明るいニュースですね。