月例経済報告、6項目後退
政府が発表している10月の月例経済報告において、景気の基調判断を「弱まっている」として9月より引き下げました。
輸出や生産など主要11項目のうち、6項目の判断を下方修正しました。
6項目同時に下がったのは1998年4月以来、10年6か月ぶりのことです。
10月の月例経済報告
下方修正した項目 (表現のカッコ内は前月)
輸出(2か月ぶり) 緩やかに減少(弱含んでいる)
生産(2か月ぶり) 減少(緩やかに減少)
雇用(2か月ぶり) 悪化しつつある(厳しさが残るなかで、このところ弱含んでいる)
個人消費(12か月ぶり) おおむね横ばいとなっているが、足下で弱い動きもみられる(おおむね横ばい)
業況判断(3か月ぶり) 悪化(一段と慎重さが増している)
倒産(13か月ぶり) 増加(緩やかな増加傾向)
判断を据え置いた項目
設備投資 弱含んでいる
住宅建設 おおむね横ばい
公共投資 総じて低調
輸入 弱含んでいる
企業収益 減少
いよいよ日本経済も厳しい局面に入りました。
企業と家計がともに悪化しています。
建て直しは出来るのでしょうか。