国の無駄遣い等、1253億円

会計検査院は7日、国や政府系機関の07年度決算検査報告を公表しました。
それによりますと無駄遣いや徴収不足などの指摘額は、1253億6011万円(981件)で過去最高に上り、06年度の310億6420万円(451件)に比べて約4倍に増えました。


全指摘のうち、法令に違反する不当事項は377億円(859件)、不適切な予算執行の改善を求めたものは877億円(108件)。
省庁別で見ると、指摘額が最も多かったのは法務省です。


検査は各省庁や出先機関、国が半分以上を出資する特殊法人地方自治体など約3万4300カ所のうち約3300カ所を対象に実施。
検査の実施は約1/10にとどまっていますから、無駄遣い等はもっともっと多いことが容易に想像できます。


「預け」や「翌年度納入」、「一括払い」、「差し替え」、「前年度納入」なども多く見られたようです。
公務員の意識はどうなっているのでしょうか?