辛口分析

安倍首相の首相就任会見を専門家が分析しています。

安倍首相就任会見 「しっかりと」32回「思います」35回


■自信のなさ表れ? 専門家は辛口分析


「しっかりと教育再生改革に取り組んでまいりたいと思います」


26日夜の就任記者会見で安倍晋三首相は「しっかりと」「思います」「まいります」という表現を連発した。


「首相としての初会見で緊張していた」(自民党関係者)との見方がある一方、専門家は「自信のなさの表れでは」と辛口の分析をしている。


就任会見は首相官邸で約26分間行われた。発言の中でとりわけ目立ったのは副詞の「しっかりと」だ。
「しっかりとスタートする」「しっかりと支援していきたい」など32回登場。
1分間に1回以上使った計算だ。


また、文末では「思います」(35回)、「まいります」(22回)、「考えています」(18回)を多用。
「しっかりと」強調した決意が最後に「思います」といった形で弱まった印象を与える。


「上手な“聞き方”“話し方”の技術」(ダイヤモンド社)などの著書がある話し方研究所の福田健会長は「同一表現がこれだけ多いとは…」と驚く。
福田氏は「首相の重責に『しっかりしないといけない』との思いから『しっかりと』という力強い表現を無意識に多用しているのではないか」と指摘。
「文末で『思います』『まいります』を繰り返すのは、弱さや自信のなさの表れ」という。


政治家の言葉や話し方は、国民への説得力を左右するが、福田氏は「安倍氏自身の言葉はまだ見られない。特徴が出てくるのはこれからだろう。日常生活の中の平易な表現でハッとさせる言葉がもっとあるはず」と助言している。


産経新聞) - 9月28日


たぶん、大役すぎて不安なのでしょう。
国民の期待を裏切らないで欲しいものですね。