未納付税金

現状は公平ではないですよね。


会計検査院の調査で2005年度末までに納付されなかった税金が、約1兆円であることが分かりました。
繰越分とあわせた累計は約3兆円。

税金未納付、総額3兆円 05年度、検査院調査


2005年度に期限までに納付されなかった税金は約1兆円で、繰り越し分を合わせた未納付総額が約3兆円に上ったことが22日、会計検査院の調査で分かった。 国税庁は、督促後も納付されていない同年度の「滞納残高」を約1兆8000億円と発表しており、まだ督促されていない分は約1兆2000億円となる。


検査院は毎年、国税庁の提出資料を検討し税金の徴収漏れなどを指摘。今回はこのほか、税金還付の事務円滑化を目的に歳入・歳出と切り離してプールされた「国税収納金整理資金」の05年度の状況を検査した。


その結果、新たに発生した未納付は消費税・地方消費税が計約4000億円、揮発油税地方道路税が計約3000億円など、総額約1兆円と判明。04年度以前からの繰り越しは約2兆円だった。


分割納付が可能な相続税など、まだ納付期限を迎えていない税金も含めた「債権総額」は約10兆9000億円だった。


(2006年10月23日 共同通信社

税金は、課税の公平は必ず必要ですが、徴収に関しても公平でなければなりません。
その徴収に関して、未納付が1兆円もあるということは、どういうことなのでしょうか。


国税に関しては地方税と違って不正は少ないため、純粋に滞納している金額ということになると思います。
そして、国税庁の滞納処理に関しては、厚生労働省国民年金の未納問題に関して、職員を派遣させて勉強させるぐらいですから定評があるはずです。
それなのに、これほどの額の未納付税金が発生しています。


詳細は分かりませんが、問題があります。
特に消費税・地方消費税の新規発生分が約4000億円もあります。
今後、消費税の増税問題もありますので、早急に解決しなければならないですね。