e-TAXの推進
予想していたとおりの状況です。
e-TAX推進の障害が発生です。
昨日、ある税理士さんから突然電話がかかって来ました。
『e-TAXの初期登録が上手く行かないんだけど…。』
「え〜っ」って思ったのですが…。
その先生いわく、『税務署の担当官に見てもらってるんだけど、ICカードを認識しないみたい…。』
chika-chanは税理士会浜田支部の電子申告連絡担当者をしている関係上、無視することは出来ません。
e-TAXを普及させることは税理士の使命です。
まずは税理士自身にe-TAXをしてもらわないといけません。
「わかりました、すぐ行きます。」
歩いて5分のところです。
事務所に行ってみると先生と税務署の担当官が居られましたが、困っておられる様子です。
早速パソコンとにらめっこです。
インストールした状況の説明を受けて、パソコンをチェックしてみました。
ここで少し困ったことが発生。
その先生の事務所は、TKC会員事務所ではないのです。
従って国税庁のe-TAXソフトなのです。
皆さんは、「えっそれでいいじゃない」って思われることでしょう。
それがちょっと違うのです。
chika-chanの事務所ではTKCのe-TAXソフトなので、登録と申告のところで少し違うのです。
TKCのほうが、登録や申告データの連動がやりやすいのです。
なにより国税局のe-TAXソフトを触ったことがありません。
それでも、マニュアルを見ながらやってみました。
既にe-TAXソフトはインストールしてあります。
ICカードリーダライタ(ICカードを読み取る装置)のICカードR/Wのドライバも、インストールしてあります。
ここまでは確かに手順どおりです。
「ICカードドライバのCDはありますか。」と、先生にたずねると、『そんなものはない。』との返事。
またまた、「え〜っ」です。
「ICカードと一緒に送ってきているのですが・・・。」
やっぱり分からない様子です。
困ったものです。
こんなことがあろうかと、自分のCDを持ってきておいて正解でした。
ICカードドライバ(ICカードマネージャ)をインストールして、正常かどうかチェックです。
ICカードをICカードリーダライタにセット。
しかし残念ながら、ICカードを認識しません。orz
マニュアルを確認しながら、ICカードマネージャをアンインストール。
再度、ICカードR/Wのドライバをインストールしなおし、ICカードマネージャのインストールしました。
オレンジ色のランプが点灯。
OKです。
ひと安心です。
1時間を費やしました。
「次からは先生が他の税理士さんに推進してくださいね(笑)。」
そう言って、その先生の事務所を後にしました。
しかし、大きな障害です。
税理士自身がe-TAX推進の障害になる可能性があるのです。
税理士の平均年齢が70歳近いので、無理もありませんが・・・。
予想していたこととはいえ、今後同様の状況が発生するたびに呼び出されたのでは堪りません。
何かいい方法はないのでしょうか。