日銀0.25%利上げ

日銀は21日の金融政策決定会合で、政策金利の引き上げを決定しました。
現行の年0.25%を0.25%利上げして、年0.5%となります。
利上げは昨年7月のゼロ金利解除以来7か月ぶりです。


福井総裁が利上げを提案し、賛成8人、反対1人の賛成多数で可決、即日実施しました。
反対票は岩田副総裁です。


金融機関が日銀に担保を差し入れて資金を借りる「補完貸付制度」の基準金利公定歩合)も現在の年0.4%から0.75%に引き上げられました。
また、政策金利が上がったことを受けて、大半の大手銀行の普通預金金利も年0.1%から0.2%に引き上げられることになります。


日銀は21日、利上げを決定した理由について
(1)日本経済は生産、所得、支出の好循環のメカニズムが維持されるもとで、緩やかな拡大を続ける蓋然性が高い
(2)個人消費は昨夏の落ち込みは一時的で緩やかな増加基調にある
(3)消費者物価指数(CPI)は目先ゼロ近傍で推移する可能性があるが、より長い目で見通すと基調として上昇していく
などと説明しました。


金利引き上げによって、中小企業の経営に影響が出ることは確実です。
どうなるのでしょうか


日本経済新聞社のこの記事のホームページアドレスです。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070221NT000Y84721022007.html