13年ぶり、法人税納付

住友信託銀行の2007年3月期の連結純利益が、前期対比104%の1038億円と過去最高になりました。
これにより、住友信託は税務上の繰越欠損金を解消し、13年ぶりに法人税480億円を納付することになります。


大手行は1995年3月期から法人税を払っておらず、納税が再開するのは住友信託が初めてです。
大手行は、バブル崩壊後の不良債権処理に伴い、多額の繰越欠損金(税務上の赤字)を抱えています。
それぞれの収益力、赤字計上時期等により、繰越欠損金の解消時期が異なります。


多額の利益を計上している大手行が、法人税を納めていないことにびっくりされる方もおられることでしょう。
それほどバブル崩壊の影響は大きかったといえるのです。
今後は順次、各大手行の法人税納付が再開することになります。


日本の景気は徐々に回復しているのでしょうね。
実感できるのはいつごろになるのでしょうか?