ポリバレント

突然の質問です。
皆さんは「スペシャリスト」ですか、それとも「ゼネラリスト」ですか。


最近サッカーの世界では、「ポリバレント」という言葉が盛んに使われています。
このポリバレント(polyvalent)は、もともと化学用語で「多価の」という意味を持っています。
もっと分かりやすく言えば、「多くの価値を持つ」ということです。

ポリバレント(ぽりばれんと)


サッカー用語で1人の選手が複数のポジションや役割をこなすこと。日本代表監督のイビチャ・オシムが代表チームの選考基準として挙げたことから注目されるようになった。従来のようにフォワードはただゴールを目指し、ディフェンスは相手の攻撃を身を挺して阻止するといった役割分担に終始するのではなく、ディフェンスの選手であってもゴール前まで行ってゴールを決めたり、フォワードもディフェンスラインまで下がったりしてプレーするのである。基本技術がしっかりしていて運動能力が高く、的確な判断力をもった選手は、どのポジションでも活躍できるということだろう。

サッカーの世界における「ポリバレント」とは、多様性(1人の選手が複数のポジションをこなすこと)を意味します。
イビチャ・オシムサッカー日本代表の監督になってから、特に頻繁に使われるようになりました。
確かにポリバレントな選手というものは、存在します。
そして現在の日本サッカーにおいては、このポリバレント性は重要です。


企業においても同様ではないでしょうか。
現在の企業を取り巻く環境を打破するためには、ポリバレント性を持ったスペシャリストが必要です。
つまり、ゼネラリストを超えたスペシャリストなのです。


さあ今晩は、「キリンカップサッカー2007日本代表vsコロンビア代表」を見て、日本代表選手のポリバレント性を観察して下さい。
そして、自分自身がどうなのかを考えてみて下さい。
スペシャリスト」なのか「ゼネラリスト」なのかを・・・。