地震の影響
新潟県中越沖地震の影響で、自動車メーカー各社は、生産を一時休止することを決めました。
自動車部品大手のリケンの主力工場が、操業停止をした影響です。
生産を中止するメーカーは、18日に発表したトヨタ自動車、日産自動車、スズキ、三菱自動車、富士重工業、ダイハツ工業の6社に加え、19日には本田技研工業、日野自動車、三菱ふそうトラック・バスを加わり、合計9社となりました。
自動車メーカー12社中9社で、国内自動車産業の生産の7割程度が一時的にストップする形になります。
リケンは自動車の自動変速機(AT)や無段変速機(CVT)の油漏れを防ぐシール材で7割、エンジン関連のピストンリングで4割のシェアを持つ大手です。
新潟県柏崎市に集中する生産拠点では、精密機器の検査などに時間がかかり、操業再開のメドは立っていません。
また、日産自動車の子会社で変速機大手のジヤトコも、リケンからの供給が途絶えたため18日夕方から、主力3工場で変速機の生産を休止しています。
ジヤトコの顧客は日産自動車のほかスズキ、マツダなど幅広く、停止が長引けば自動車メーカーの生産に影響が出る見込みです。
それにしてもすごい影響です。
自動車販売が低迷する中、弱り目に祟り目ですね。