診療科目名、大幅拡大

厚生労働省医療機関が表示することが出来る診療科目名を大幅に拡大し、内科、外科などの主な診療科に体の部位や疾患名を組み合わせた診療科を、新たに認める方針を固めました。
現行の診療科名が複雑で分かりにくいとの指摘から、26科に絞り込む方向で検討を重ねてきましたが、各学会の反対等により方針転換しました。
来年度からのスタートを目指します。


新たな方針では、内科、外科、歯科の3科についてはこれまで通り単独で表示することが出来るほか、
1.臓器や体の部位
2.症状、疾患
3.患者の特性
4.診療方法
の4つの要素を組み合わせたものも認められます。
また3科と組み合わせることが難しい小児科、精神科、アレルギー科などもそのまま表示できるようにするほか、体の部位などと組み合わせることも可能になります。

● 主な診療科(単独で表示可能)
内科
小児科
精神科
皮膚科
眼科
耳鼻咽喉科
アレルギー科
リウマチ科
放射線科(放射線診断科、放射線治療科)
外科
泌尿器科
産婦人科(産科、婦人科)
リハビリテーション
救急科
病理診断科
臨床検査科
歯科


● 体の部位や疾患名を組み合わせた診療科
【内科】
  呼吸器内科
  循環器内科
  消火器内科
  血液・腫瘍内科(血液内科・腫瘍内科)
  糖尿病・代謝内科
  内分泌内科
  腎臓内科
  神経内科
  心療内科
  感染症内科


【外科】
  呼吸器外科
  心臓血管外科
  消火器外科
  乳腺外科
  小児外科
  気管食堂外科(耳鼻咽喉科等との組み合わせも可能)
  肛門外科
  整形外科
  脳神経外科
  形成外科
  美容外科


【歯科】
  小児歯科
  矯正歯科
  歯科口腔外科


急転、方針転換です。
医療関係者の反対が強かったのでしょうね。
しかし、一番大切なのは、患者にとって分かりやすいかどうかです。


分かりやすくなったのでしょうか?