自民党総裁選と3役人事
安倍晋三首相(53)の辞任表明に伴う自民党総裁選は23日午後、党本部で開かれた両院議員総会で党所属国会議員と都道府県連代表による投票が行われました。
福田康夫元官房長官(71)が投票総数の6割を超える330票を獲得し、第22代総裁に選出されました。
一方、麻生太郎幹事長(67)も197票を獲得し、善戦です。
麻生氏の予想外の大健闘です。
開票結果 | 総数 | 議員票 | 地方票 |
福田康夫 | 330(62.5%) | 254(65.6%) | 76(53.9%) |
麻生太郎 | 197(37.3%) | 132(34.1%) | 65(46.1%) |
無効 | 1 | 1 | 0 |
合計 | 528 | 387 | 141 |
党員投票を実施した35都道府県に限ってみると、党員票の合計は、麻生氏が25万3692票(50.3%)で、福田氏の25万613票(49.7%)をわずかに上回りました。
ただし、勝敗は福田氏が18勝、麻生氏が17勝でした。
安倍内閣は25日に総辞職し、福田氏は25日に第91代首相に指名され、新内閣を発足させます。
福田氏は福田赳夫(たけお)元首相の長男で、初の親子2代首相が誕生することになりました。
自民党の福田康夫総裁は24日午前、幹事長に伊吹派会長の伊吹文明文部科学相(69)、政調会長に谷垣派会長の谷垣禎一元財務相(62)を指名しました。
総務会長は二階派会長の二階俊博氏(68)を再任。
また、古賀派会長の古賀誠元幹事長(67)を国政選挙の実務を仕切る選挙対策委員長に起用しました。
従来の選挙対策総局長から格上げして総裁直属とし、今後は党四役とすることも決めました。
新たな自民党丸の船出です。
大航海となるのでしょうか。
それとも嵐に飲み込まれてしまうのでしょうか。