TKC医業・会計システム研究会、第6期第1回継続研修会

24・25日と大阪に出張して、TKC医業・会計システム研究会の第6期第1回継続研修会に参加してきました。
TKC医会研、恒例の研修会です。
年2回、1回あたりが2日間で12.5時間のハードな研修会です。

第6期 第1回継続研修会
タイムスケジュール・履修科目・聞きどころ・講師 (講師・敬称略)


【1日目】1月24日
13:00〜15:30
後期高齢者医療制度の影響と療養病床の転換』
   ・後期高齢者医療制度によって変革する医療機関の役割
   ・療養病床転換の背景と、その選択肢
   ・病床転換のポイントと施設形態別シミュレーションなど
   株式会社メディワイズ  代表 秋元 聡


15:30〜18:00
特定健診・保健指導義務化への病医院の経営戦略』
   ・特定健診・保健指導の制度概要
   ・制度を通じた、保険者・受診者による医療機関の選別
   ・医療機関の健診戦略と対応のポイント など
   株式会社メディワイズ  代表 秋元 聡


【2日目】1月25日
9:00〜11:30
『有料老人ホームと高専賃等の経営』
   ・特定施設の開設規制と高齢者住宅の必要性
   ・住宅型有料老人ホーム、高専賃の仕組み
   ・事例・経営シミュレーション など
   積水ハウス(株)ケアリング推進事業部  課長 家田 知明


12:15〜14:45
『今多いクリニックからの経営相談とその対応』
   ・部門別損益計算―決算書から見る経営効率の評価―
   ・事業承継対策―相続・解散・売却を巡る諸問題―
   ・人事問題―給与水準他監査時の問題提起方法― など
   林浩治経営会計事務所  所長・医業経営コンサルタント 林 浩治


14:45〜17:15
『診療所、中小病院の経営改善手法と事例研究』
   ・経営改善手法の整理
   ・経営改善手法の利用と課題
   ・成功例・失敗例 など  日本大学 商学部 教授 高橋 淑郎


今回も研修も、結構充実していました。
特に1日目の秋元先生の『後期高齢者医療制度の影響と療養病床の転換』と、2日目の高橋先生の『診療所、中小病院の経営改善手法と事例研究』が良かったですね。


後期高齢者医療制度の影響と療養病床の転換』は、4月から始まる後期高齢者医療制度についての話です。
療養病床の現状や、医療機関に対するアンケートを元にした話で、興味深い話でした。


また『診療所、中小病院の経営改善手法と事例研究』は、BSCを中心とした話です。
日本医療BSC研究学会の会長をしておられる高橋先生の話は、BSCについて非常に分かりやすい講義内容でした。
事務所でもBSCを取り組んでいるので、身近に感じられます。


TKC医会研の特別研修は、医業の最新情報を織り交ぜ、また現場で役立つ研修会です。
日程的にはハードですが・・・。
できる限り研修会には参加して、実務に役立てることが大切です。