クリーンエネルギー車

ニューヨークの原油価格相場は19日、1バレル=100.10ドルと、史上最高値を更新しました。
終値も100.01ドルと、史上初めて100ドル台で取引を終えています。


その前日、トヨタのクラウンが13回目のフルモデルチェンジをしました。
注目は初登場したハイブリッド。
アスリート用の3.5リッターV6をベースに専用チューニングを施したエンジンを搭載し、GS450hと同じくニッケル水素バッテリーのハイブリッドシステムと組み合わせて、最大345psを発揮します。
10.15モードの燃費は15.8km/リッターを達成。
実用燃費に近いと言われる、JC08モード走行燃費でも14.0km/リットルです。


今後はますます、ハイブリッド車に代表されるようなクリーンエネルギー車が普及していくことでしょう。

クリーンエネルギー車の種類とその特徴等


LPG(液化石油ガス)車・CNG圧縮天然ガス)車
  普及率は高い
  高度な技術を必要としない
  燃料の補給施設が少ない


メタノール燃料車・バイオエタノール
  NOx(窒素酸化物)の排出量はガソリン車並み
  PM(粒子状物質)はほとんど排出されない
  燃焼時のCO2排出量がゼロカウントされる


電気自動車(EV)
  走行中に排出ガスが発生しない
  騒音や振動が少ない
  課題は一充電走行距離の延長や超寿命化、低価格化など


ハイブリッド車(HEV)
  シリーズハイブリッド方式とパラレルハイブリッド方式がある
  低回転域では電気モーターを使い、高速走行時には燃焼効率が高まるガソリンエンジンを使う


燃料電池車(FCV)
  完全なゼロエミッション(廃棄物排出ゼロ化)・システムである


水素自動車
  車体に電池を搭載する必要がないことから開発コストが安い
  走った時にエンジン音がするのでガソリン車の走行感覚を残している
  インフラ面の技術課題が解消される目処は立っていない


次世代環境ディーゼル
  ガソリンエンジに比べて2割程度燃費に優れる
  CO2の排出量が2〜3割減少、PMも大幅に低減されている


これからは自動車購入時の選択の基準に、今まで以上に燃費が重視されていくことでしょう。
各自動車メーカーも、そのための技術革新を怠りません。
モーターショーでも注目されるのは、エコ・環境です。


その一方で外車のみならず、日本車もパワーウォーズを続けています。
本当に不思議な現象です。