国民年金保険料、滞納者25%超

社会保険庁が調査した「05年国民年金被保険者実態調査」によりますと、国民年金の前加入者1896万3000人のうち25.4%にあたる481万9000人が滞納していることが分かりました。
前回調査の02年より7.2ポイント(155万2000人)増加しています。


納付者の年間平均所得が158万2000円なのに対して、滞納者は104万6000円。
ただし所得が50万円未満の割合は、納付者は43.3%、一方滞納者は48.6%と極端な差はないようです。


また世帯収入別の納付状況では、「1000万円以上」の世帯でも11.1%が未納者。
「500万円〜1000万円未満」は17.3%。
「200万円〜500万円未満」は26.0%。
「200万円未満」は28.6%。
「所得なし」では25.9%が未納者
500万円未満ではあまり差がなかったのも特徴です。


滞納の理由としては「経済的に支払いが困難」が65.6%で最も多いものの、「年金制度の将来が不安・信用できない」も14.8%となっています。
滞納者の46.7%は生命保険に、7.5%は民間の個人年金に加入しているため、年金制度に対する不信感が滞納問題を大きくしているとも言えます。


いずれにしても、国家(社会保険庁)も国民も責任は果たすべきですね。