水戸戦、執念のドロー

サンフレッチェ広島は、現在開幕3連勝。
J2で首位です。
しかも7得点、無失点と絶好調。


今日は雨の中、広島ビッグアーチ水戸ホーリーホックと対戦しました。
当然、勝利が求められます。


試合は雨にもかかわらず、サンフレがボールを支配して、試合を優位に進めます。
しかし最後の最後でシュートを決めることが出来ません。


そのうちMF高萩が前半39分に2枚目のイエローカードをもらい退場。
サンフレは残り51分を、10人で戦わなければならなくなりました。


前半はそれでもなんとかしのいで、0-0で後半を迎えました。
しかし数的不利な状況で、徐々に押し込まれていきました。
迎えた後半54分には、水戸のシュートをハンドで止めたDFストヤノフがレッドカードで一発退場。
PKを決められて0-1、先制点を奪われました。
しかも残り36分を相手より2人少ない9人で戦うはめになってしまいました。


いくらサンフレでも2人少ない状況では、どうすることも出来ません。
と思っていた観客は、少なくなかったと思いますが、選手やサポーターは諦めていませんでした。


パスカットから服部が抜け出し、センタリング。
難しいボールを久保がダイレクトに叩き込んでゴール。
2002年3月16日以来のビッグアーチでの久保の得点で1-1の同点。


同点に追いついたものの、やはり数的不利の状況は変わりません。
徐々にサンフレ選手の運動量が落ちてきて、79分水戸に勝ち越し点を奪われます。


しかし今日のサンフレは違いました。
雨の中、選手を後押しするかのようなサポーターの声援。
疲れた体を振り絞って走る選手。
ビッグアーチを包む「Hiroshima Night」。


そんな中、ドラマはロスタイムに生まれました。


このまま1-2で終わるかと思われた94分。
ユッキッチのコーナーキックファーサイドの盛田が折り返します。
そこには交代で入ったMF森脇が・・・。
トラップしたボールが顔に当たったものの、落ち着いて蹴りこみます。


ゴ〜〜〜〜〜〜ル!。
その瞬間ビッグアーチは歓声に包まれました。
対照的に崩れ落ちた水戸の選手。
2-2の同点です。


キックオフ後すぐにタイムアップ。
2-2の同点で終了です。


しかしビッグアーチは勝ったかのような雰囲気です。
昨年には無かった粘りで、勝ち点1をゲットです。

今日は雨にもかかわらず、ビッグアーチに集まった観客は6,677人。
最高のサンフレ劇場を満喫です。
http://www.sanfrecce.co.jp/info/result/?n=163