暫定税率期限切れ

揮発油(ガソリン)税の暫定税率維持を含む歳入関連法案の年度内成立が絶望的になりました。
一方で、道路関係以外の租税特別措置(租特)を2か月間延長する「つなぎ法」が31日午後の参院本会議で成立しました。


つなぎ法成立で期限が延長される主な租税特別措置法は次の通りです。
○ 東京オフショア市場の預金利子の非課税
○ 外債レポ取引の利子非課税▽土地取引にかかる登録免許税の軽減
○ 海外から持ち込むウイスキーなどの酒税軽減
○ 海外から持ち込むたばこのたばこ税軽減
○ ナフサなどの石油石炭税免税
○ 中古車購入時の自動車取得税の免除措置。 


結局、暫定税率の失効で地方財政の歳入欠損が生じることになります。
平成20年度予算こそ28日夜に成立しましたが、今回の暫定税率の期限切れで、国も地方も混乱は避けられません。
与党も野党も責任重大です。


世界的に見れば、環境のためにガソリンに対する税金を引き上げる傾向にあります。
また、暫定税率を廃止すれば消費税1%分に相当する2.6兆円の財源を失います。


これからが本当に大変です。


20年度予算成立と道路関連法案の年度内未成立に関する総理大臣の談話です。
http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaspeech/2008/03/31danwa.html