自民党第23代総裁、麻生太郎選出

今日、福田康夫自民党総裁の後継を決める自民党総裁選の投開票が行われ、第23代総裁に麻生太郎氏が選出されました。
総裁選は党所属国会議員票386票と地方票141票(各都道府県連に3票の割り当て)の計527票で行われました。
無効票は2票です。

自民党総裁選投票結果

候補者名 年齢 役職 国会議員票 地方票 獲得総数
麻生 太郎 67歳 幹事長 217 134 351
与謝野 馨 70歳 経済財政相 64 2 66
小池 百合子 56歳 元防衛相 46 0 46
石原 伸晃 51歳 政調会長 36 1 37
石破 茂 51歳 前防衛相 21 4 25


ちなみに無効票2票のうち1票は、中川秀直元幹事長の名前が記載されていたそうです。
もう1票は白票でした。

麻生新総裁の当選あいさつ全文


ただいま第23代自由民主党総裁に選出をいただきました。今回の選挙、思いもしない形での総裁辞任のあとを受けての総裁選挙であって、自由民主党は開かれた国民政党として、少なくとも堂々と総裁選挙を実施するということをもって後継総裁を選ぶということが出来た、そういう成熟した国民政党に属している自分を大変誇りに思っております。ありがとうございました。


 この選挙にあたりましては臼井委員長ほか選挙管理委員会の方々、また、全国47都道府県の県連の方々の絶大なるご支援ご努力によってこの総裁選挙はかなりの長期間でありましたが、きちんと無事公明正大に行われましたことに関しまして、選挙管理委員会、県連各位に心から厚くお礼を申し上げる次第であります。


 このときをもちまして、このたび総裁選挙で選挙戦を繰り広げました5人の間に対立という文字はこの瞬間をもって終わっております。


これからあと我々自由民主党は、国民政党として国民の負託に応えるべく、お互いに手を携えて頑張っていかねばならぬものだと思っております。今後とものご理解、ご支援を−−それぞれ信念を持って応援された方々、大勢ここにおりますが−−皆様方のご理解とご支援を重ねてお願い申し上げます。


 われわれは今ここで新しい困難に立ち向かわなければならない、そのスタートに立ったと思っております。私に与えられたいろいろな仕事は、それに応え、国民の負託に応えることをもって、今回ご支援頂いた皆さんへの御礼に代えねばならぬと決意を新たに致しております。


 21世紀に入ってから森喜朗小泉純一郎安倍晋三福田康夫と、この8年の間にわれわれは、極めて厳しい中で使命を全うされて来られたことと存じます。また、初代鳩山一郎石橋湛山岸信介などなど歴代の総理・総裁の写真もここに掲げてありますが、それぞれの時代、党に与えられた仕事、役職などなどは極めて重かったと思いますが、それをくぐり抜けて来られて今日の自由民主党があるんだと思っております。私も今ここに立ちます時に、少なくともこれは麻生太郎に与えられた天命だと思っております。


 思い返せば130年前の9月22日、吉田茂が生まれております。68歳……。おととい私も68歳になりました。今天命と申し上げるのは我々は自由民主党として政権政党として次なる総選挙において断固民主党と戦っていかねばならんのだと思っています。私も選挙に勝って初めて天命を果たしたと言うことになるんだと存じます。


 今国民が抱えております数多くの問題、生活の問題、将来への不安、また国家国民を守る安全保障の問題などなど堂々と掲げ、実行に移す力が我々以外の政党にどこにあろうかと強く思っております。その政党は民主党ではない、断じてありえないと思っております。自由民主党がその使命を全うする。それこそがわれわれが義務であり責任であり、私はその先頭に立って戦う機会を与えていただいたことに心から感謝を申し上げます。


 我々はこの選挙に勝って立派にこの国の再生を果たし、改革を成し遂げ、さらなる一歩を進めていかねばならぬと決意を新たにいたしております。どうか皆様方に与えられたこの負託に応える、さらなる力と勇気を皆様方に与えていただけますよう、重ねてお願いを申し上げ、今回ご支援頂いた皆さんに対し心から厚く感謝と御礼を申し上げ決意表明の一端に代えさせていただきたいと思います。


 ありがとうございました。


自民党劇場は一旦幕が降りました。
これからは自民党vs民主党劇場の開幕です。


真に国民の為になる政治をする政党は現れるのでしょうか・・・?