上期新車販売、34年ぶり低水準

日本自動車販売協会連合会(自販連)が1日発表した平成20年度上期(4~9月)の新車販売台数(軽自動車を除く)は、前年同月比2.9%減少し154万3092台で、3年連続のマイナスとなりました。
この数字はピーク時(90年度上半期)の289万7699台の約半分に落ち込んでおり、1974年度の148万877台以来34年ぶりの低水準です。
車種別では、乗用車が1.0%減の133万7986台、貨物車が13.8%減の19万7948台となっています。


また、全国軽自動車協会連合会が同日発表した上期の軽自動車の新車販売台数は、2.4%減の87万4746台で、こちらも2年連続のマイナスです。
車種別では、乗用車が同1.0%減の66万3770台で2年連続のマイナス、貨物車は同6.6%減の21万976台と3年連続でマイナスとなっています。


ただし前年度は、新潟県中越沖地震の影響により各メーカーが生産を一時休止した影響もあり、販売は例年に比べて低かったという現実があります。
それよりもさらに減少していると言うことは、ガソリン価格の高騰や景気の減速に加え、若者のクルマ離れという構造的な問題も抱えています。
アメリカ経済の低迷等金融不安も抱えており、今後自動車販売が上向くことは難しいのでしょうね。