09年度税制改正大綱

自民党は今日、09年度税制改正大綱を発表しました。
減税規模は国・地方を合わせて平年度約1兆700億円（09年度は5900億円）です。

【2009年度税制改正大綱の主な内容】　
　○　住宅ローン減税の拡充（住民税も対象に）
　　　　　最大減税額を長期優良住宅（200年住宅）は10年間で最大600万円（一般住宅は同500万円）に拡充
　○　2009年から2010年に取得した土地の長期譲渡所得（所有期間5年超）の1000万円特別控除制度、創設。
　○　上場株式等の配当・譲渡益の軽減税率を3年間（2011年末まで）延長
　○　少額の上場株式等投資（上場株式等の配当・譲渡益）の非課税措置、創設
　　　　　1年あたり限度額100万円（5年間で計500万円）
　○　中小企業の法人税の軽減税率（22％から18％に）引き下げ
　○　低公害車（ハイブリッド車等）の自動車重量税・自動車取得税を3年間軽減（100〜50％）
　○　たばこ税の増税は見送り

減税のオンパレードで、理念も何もない税制改正の内容です。
景気対策というよりは、麻生内閣支持率対策のような感じです。

しかも税制抜本改革の全体像では、消費税の引き上げ時期や上げ幅の明記もありません。
国民もいい加減に目を覚ますべきです。
減税という特効薬の効き目はホンの短期間だというのに、いつになっても目先のことばかりです。

国民も政治家も変化することが必要です。
今こそ芯の通った改革をすべきではないでしょうか？

09年度税制改正大綱　http://www.jimin.jp/jimin/seisaku/2008/pdf/seisaku-032a.pdf