政策金利0.1%

日銀は19日、金融政策決定会合を開き、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.3%から0.1%へ引き下げることを決め、即日実施しました。
10月末に7年7か月ぶりに利下げを行いましたが、わずか2か月で追加利下げに踏み切りました。
金融危機に端を発する欧米経済の悪化などから、日本経済も急激に冷え込んでいることや、米連邦準備制度理事会FRB)が事実上のゼロ金利政策に踏み切ったことを受けてのことです。


利下げは、8人の審議委員のうち7人の賛成多数で決まりました。
反対は野田忠男審議委員です。


「金融調節手段にかかる追加措置」については全員一致で決定しました。
 長期国債買い入れ額を月1兆4000億円に増額、買い入れ対象に30年債、変動利付国債および物価連動国債を追加
 国債の残存期間別の買い入れ方式(残存1年以下、1年超から10年以下、10年超区分)の導入


足元の景気判断を、従来の「停滞色が強まっている」から「悪化している」に下方修正しました。
まさに緊急措置と言えます。
そしてほぼ後がない状態です。
今後さらに経済状態が悪化したときには、どうするのでしょうか?