1988年12月24日

「今日は何の日?」と尋ねたら、十中八九「クリスマスイブ」って答えることでしょう。
もちろん大正解です。


じゃあ、「1988年12月24日は何の日」か解りますか?
答えは・・・。


1988年(昭和63年)12月24日、「消費税法」が成立(同年12月30日公布)しました。
今から20年前のことです。
1989年4月1日から施行。


当初の消費税率は3%(登録乗用車の税率は、92年3月31日までは6%、92年4月1日から94年3月31日までは4.5%)です。
1997年4月に消費税率が4%に引き上げられると同時に、地方消費税が導入(消費税額の25%、消費税率に換算して1%相当額)され、いわゆる5%課税になっています。


あれから早20年。
税率の改正はもちろんですが、限界控除制度の引き下げ及び廃止、非課税品目の拡大、簡易課税の複雑化(みなし仕入れ率の増加)及び適用上限の引き下げ、消費税免税点の引き下げ等、たくさんの改正が行われています。


消費税改革を含む税制改正議論は世界的な景気低迷のため、議論し難い状況です。
経済が好調で税収が伸びていた07年度までに、政治的な判断から議論を見送ってきました。
そのことが今後どう影響するのでしょうか?
折りしも、今日決定した2009年度予算政府案では、歳入の37%をも国債に依存しています。


消費税導入当時大蔵省主税局長だった水野勝(74)氏が、昨年発言した言葉が印象的です。
「消費税改革をやるならやるとはっきり打ち出すのも一つ。将来にツケを残さないということで国民には基本的に理解されるかとも思う」。