平成21年度予算、政府案決定

政府は24日、2009年度予算案を決定しました。
一般歳出は、当初予算としては過去最大の51兆7310億円
当初予算ベースで今年度比9.4%増で、3年連続の増加となりました。


また社会保障費は14%増加して、24兆8344億円となり、30年ぶりに2桁の伸び率です。
基礎年金の国庫負担増が影響しています。


景気後退から税収が大幅に減少しており、不足分33兆2940億円を新規国債発行で補っています。
結局一般会計の基礎的財務収支の赤字額は、20年度当初予算の5兆1900億円から大幅に拡大して、13兆1000億円となりました。
11年連続の赤字です。

一般会計予算政府案

 一般会計   88兆5480億円   6.6%増 
  歳入     
   税収   46兆1030億円   13.9%減 
   国債(新規の発行)   33兆2940億円   31.3%増 
   その他の収入   9兆1510億円   120%増 
  歳出     
   一般歳出   51兆7310億円   9.4%増 
   国債費   20兆2437億円   0.4%増 
   地方交付税など   16兆5733億円   6.1%増 


最重要課題は景気対策です。
大赤字覚悟の出血大サービスです。
しかし効果がどれぐらいあるのかは不透明です。


しかも財政の健全化は遠退くばかりです。
日本の道筋は全く見えません。


特別会計の廃止・縮小や独立行政法人の廃止、公務員改革等思い切った政策をした上で、消費税増税の時期と規模を明確にすべきではないでしょうか?
逃げてばかりの政治は必要ありません。


平成21年度予算財務省原案 http://www.mof.go.jp/seifuan21/yosan.htm