自民党総裁選

昨日、自由民主党の総裁戦が行われ、安倍晋三氏が464票を獲得、麻生太郎氏と谷垣禎一を破り、第21代総裁に選出されました。
以前から安部氏有利といわれていましたので、特にサプライズはなかったですが、議員票403票のうち無効となった1票は、安倍晋三新総裁の亡父、安倍晋太郎元外相の名前が書かれていたそうです。
安倍氏に対する批判票なのでしょうか。

安倍晋三氏が新総裁に選出


総裁選挙の議員投開票、党員票の開票が20日に行われ、安倍晋三候補が464票(議員票267、党員算定票197)を獲得し、第21代総裁に選出された。
安倍氏は山口4区選出で当選5回。
51歳での総裁就任はわが党史上最年少で、初めて戦後生まれの総裁が誕生した。


麻生太郎候補は136票(議員票69、党員算定票67)、谷垣禎一候補は102票(議員票66、党員算定票36)だった。


総裁選後に行われた党大会に代わる両院議員総会であいさつした安倍新総裁は「自民党は立党以来51年間、豊かで平和で、自由と民主主義の基盤の上に世界に貢献する日本をつくってきた。
困難のなかで正しい判断をし、勇気をもってたじろがずに党を導いてきた歴代の総裁と同じように、私も正しい方向にリーダーシップを発揮する」と決意を表明した。

安倍新総裁の記者会見での言葉です。

「期待、支援に応え、責任果たす」 安倍新総裁が初の記者会見


安倍晋三新総裁は20日、党本部で就任後初めてとなる記者会見を行った。
安倍新総裁は国会議員、党員から高い支持を集めた事について「51歳、初挑戦というなかで身に余る得票をいただいた。この期待、支援にしっかりと応える事で責任を果たしていきたい」との認識を示し、これまでの改革をさらに進めていくことと、21世紀にふさわしい「美しい国、日本」を目指した国づくりに取り組む決意を示した。


また、臨時国会を迎えるにあたっては教育基本法改正について「多くの国民からすぐに取り組んでほしいという強い声があった」と総裁選を振り返り、最重要法案として成立を目指す考えを強調した。
また、期限切れが迫っているテロ対策特別措置法の期限延長についても「テロとの戦いは続いている。
役割をしっかり果たしていかなければならない」と、強い意欲を示した。

同党総裁としては初の戦後生まれで、最年少です。
安倍氏は、臨時国会が召集される26日の衆参両院本会議で、第90代、57人目の首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる見通しです。
首相就任時の年齢でも、戦後では田中角栄・元首相の54歳を抜いて最年少となります。


国民に人気のあった小泉首相の後を引き継ぐことになる、これまた人気の安倍新総裁。
人気だけで政治が出来るほど、世の中は甘くありません。
現実に課題山積の日本です。
きちんとした舵取りをして、「美しい国、日本」を取り戻して欲しいものですね。