本間氏の意気込み

政府税制調査会の次期会長に内定した本間氏の談話です。

<政府税調>まずは成長重視…次期会長に内定の本間氏


政府税制調査会の次期会長に内定した本間正明・大阪大教授は20日、「税調が増税の敵役的な役割を担わされていたが、成長と財政健全化に向けて役回りを果たしたい」と述べ、増税の必要性をにじませていた石弘光前会長から一転、成長重視の税制論議を進めていく考えを明らかにした。


本間氏は会合出席のため訪れた財務省で就任要請を受け、内諾した。
11月7日の初会合で委員の互選により正式に就任する。


本間氏は記者団に「税や歳出が(各省庁、審議会などで)縦割りで議論されているが、私の活用は、その調整を考えた面もあるのでは」と話し、財政制度等審議会委員や経済財政諮問会議民間メンバーを歴任した経験を生かして、関係機関との連携を強化する意向を示した。


また「成長と財政健全化の両立(のどちらに取り組むかについて)は、前半は成長の方をやる」と、まずは経済成長を優先し、消費税増税などの負担増につながる論議を先送りする方針を表明した。
「本間税調」は当面、減価償却制度の見直しなど、企業の負担減につながる税制改正に優先して取り組むことになりそうだ。


一方、尾身幸次財務相20日閣議後会見で、会長交代は来年夏の参院選前の消費税増税論議を封じるためとの見方に対し「そういうことではなく、政権の変革に伴い新鮮な顔ぶれにしたということ。
石氏の業績は高く評価している」と発言。
増税論者を意図的に排除したのではないと強調した。
同時に「政権自体として、活力が大きな目玉になっているので、(税調の人選にも)その考えが強く出ている」と述べた。


(毎日新聞 - 10月20日)


頑張っていただきたいものです。