07年度予算財務省原案

07年度予算の財務省原案が提出されました。


税収の伸びが好調です。
その結果、国債の減額幅が最大になりそうです。

税収伸び「改革型」継続、07年度予算財務省原案


尾身幸次財務相20日午前の閣議に2007年度予算の財務省原案を提出し、各省庁に内示した。一般会計は06年度当初予算比で4%増の82兆9088億円。7兆6000億円にのぼる過去最大の税収増を見込む一方で、歳出は抑制。これにより新規国債の減額幅は4兆5410億円と、安倍晋三首相が指示した「過去最大の減額」を実現した。政府は07年度を初年度とする歳出削減5カ年計画を盛り込んだ「骨太の方針2006」に沿う改革型予算と位置づけている。


財務省と各省庁の復活折衝を経て、24日の閣議で政府予算案を決定する。


一般会計が増えるのは2年ぶり。新規国債発行額は3年連続の減額で25兆4320億円。歳入全体に占める国債発行収入の比率である国債依存度は約7ポイント低下して30.7%となる。


新規国債発行の減額幅はこれまで最大だった06年度予算の4兆4170億円を上回り、小泉純一郎前首相の削減路線を継承した。借換債などを含めた国債発行総額も、過去最大の21兆6000億円減額して143兆8000億円とする。

国債減額は過去最大の2兆5030億円・06年度補正予算


政府は20日、2006年度補正予算案を決めた。景気回復による法人税収の増加などで一般会計税収が当初予算から4兆5900億円増加。新規国債発行額は当初予算に比べ過去最大幅となる2兆5030億円を減額する。歳出面では災害対策の8784億円などを計上し、予算規模は3兆7723億円となった。


政府は07年1月召集の通常国会補正予算案と07年度予算案を一括して提出する。


06年度補正予算案では、一般会計税収が3年連続の増額補正となった。国債発行額は当初予算の29兆9730億円から減額し、27兆4700億円とする。減額幅はこれまで最大だった1979年度補正予算の1兆2200億円を上回った。05年度決算の剰余金(9009億円)は2年連続で全額、国債償還費にまわす。


歳出では、今夏の集中豪雨などを受けた災害対策費のほか、いじめや児童虐待問題への対応として45億円を計上。安全や安心など、緊急性の高い分野に歳出を絞ったのが特徴だ。(09:38)

税収が好調なことにより、国債発行残高が減少したことはとても良いことですね。


それでも先進国の中で日本の財政は、最悪の状況だそうです。
将来の日本に過度な負担を残さないためにも、抜本的な行財政改革と税制改革が必要ですね。