号泣少年、ミヤガタ・レオくん

話題の号泣少年は、ミヤガタ・レオくんというサッカー少年です。

スペイン紙掲載で話題のレオ君見つかった


17日のトヨタ・クラブW杯決勝のバルセロナインテルナシオナル戦後に号泣する写真がスペイン紙に掲載され、話題になったミヤガタ・レオくん(6=両親の希望で漢字表記は伏せます)が23日、見つかった。


横浜市に住むレオくんはソシオ(クラブ会員)でもある母親らの影響でバルサを愛し、ロナウジーニョにあこがれるサッカー少年。大好きなクラブが世界一になる瞬間を見ようと会場へと足を運んだ。だが、0―1の惜敗。「悔しかった。絶対に勝つと思ってたから、負けて泣いちゃった」。相手選手がカップを掲げた瞬間に涙があふれた。会場の明かりが消えても帰りの車中でも涙は止まらず、最後は泣き疲れて眠ってしまったという。


その姿を写した写真がスペイン紙に掲載されると、ファンや関係者の共感を呼び、バルセロナのラポルタ会長が「この子に笑顔を与えたい」とレオくんを探し出して、バルセロナに招待する考えを表明。一躍、話題の男の子となった。


レオくんは、準決勝のアメリカ戦で入場時のエスコート・キッズも務めた。アメリカ側だったが、大好きなロナウジーニョに「オラ(こんにちは)、ロナウジーニョ」とスペイン語で声をかけ、頭をなでてもらったという。招待が実現すれば、あこがれの人と夢の場所で再会できる。「カンプ・ノウに行けそうだと思った。やったねって」。サッカーをめぐる心温まる話。すてきなクリスマスプレゼントが、レオくんの元に届きますように。
[ 2006年12月24日 ]