来年度予算政府案決定

来年度の予算の政府案が決定しました。
それによりますと、国債の新規発行は25兆4320億円となり、30年ぶりの低水準だそうです。
しかし・・・。
結局、国債発行残高は、増加しています。

一般歳出3年ぶり増、07年度予算政府案決定


政府は24日午前の臨時閣議で2007年度予算案を決めた。景気回復と定率減税の全廃を背景に、税収は53兆4670億円と06年度当初予算に比べて16.5%の大幅増。これを追い風に新規国債発行額は過去最大の減額とするが、政策経費の一般歳出は1.3%増と3年ぶりの増加に転じた。財政健全化路線は堅持したが、高齢化で膨張する社会保障費など歳出面での切り込みに課題を残した。


政府は07年度予算案を06年度補正予算案とともに、年明けの通常国会に提出し、3月末までの成立を目指す。


税収の大幅増を受け、予算の規模を示す一般会計総額は4.0%増の82兆9088億円と2年ぶりに増加した。新規国債発行は過去最大の4兆5410億円減らし、25兆4320億円にとどめた。


新規国債の内訳は、歳入不足を補う赤字国債が4兆2880億円減の20兆2010億円。建設国債は公共事業の3.5%削減を受けて5兆2310億円と30年ぶりの低水準になる。

2007年の予算政府案を一般の家庭の家計にたとえると・・・。
次のようになるそうです。

家計ならローン残高が年収の6倍超 19年度予算案

給料は増えたが、支出も膨らんで相変わらずの借金生活−。平成19年度予算政府案(一般会計82兆9088億円)を1000万分の1に縮小し、年収829万円の「わが家の家計簿」に例えると、新たな借金を過去最大幅で減らしたといっても、なお危機的な政府の台所事情が浮かび上がる。


収入は給与(税収)が534万円、妻のパート収入(税外収入)が40万円で、景気回復により計77万円増える。それでも、かさむ支出を賄うためには、新たにローン(国債発行)を組んで254万円借りる必要がある。新規の借入額は45万円減り、収入に占める借金の割合は3割まで低下するが、依然として借金頼みの生活に変わりはない。


支出は年齢を重ねるに伴って増えてきた通院・薬代(社会保障費)が211万円、教育費(文教・科学技術振興費)も手を抜けずに52万円払う。家の修繕費(公共事業費)は69万円で2万円減らすが、実家への仕送り(地方交付税)を3万円上乗せして149万円とする。


一方、ローン返済(国債費)は収入の2割超の209万円。19年度末のローン残高(国債残高)は年収の6倍超の5470万円に膨らむ。今後の金利上昇や景気減速の可能性も踏まえると、給料が増えたからといって、財布のヒモを緩めすぎかもしれない。


(2006/12/25)

家計なら間違いなく破綻ですね。


しかし、給与収入が534万円しかないのに、新たに254万円の借り入れをする人がいるのでしょうか。
しかも、毎年借入金の残高が増え続けています。
普通の感覚ですと、減らすべきだと考えるのではないのでしょうか。


感覚が鈍っている人たちに、舵取りを任せておいても大丈夫なのでしょうかね。