破綻後の新融資制度

経営破綻した中小企業を助ける、いい融資制度になればいいのですが・・・。


中小企業金融公庫に新融資制度が出来る模様です。
民事再生法等の適用を申請した後は、通常融資を受けることが難しいのですが、破綻直後でも中小企業金融公庫で融資が受けられる制度が、来春登場しそうです。

破綻直後でも融資、経産省が中小の再建支援で新制度


経済産業省中小企業庁は、経営破綻した中小企業の再建を後押しする融資制度を整える。民事再生法会社更生法の適用を申請した直後でも融資を受けられる新たな制度を来春、中小企業金融公庫に設ける。来夏には破綻後も全国の信用保証協会で公的保証が継続できる仕組みも用意する。景気の回復にもかかわらず中小企業の破産件数は過去最高に上る。資金面の支援体制をつくり、中小企業の再起を促す。


東京商工リサーチによると、中小企業の破産件数は今年1―11月で6660件と、年間で過去最高だった昨年の6191件をすでに上回っている。再建のためのスポンサー探しや資金調達が難しいことが主な原因とみられる。(07:01)

経営難の中小企業にとっては、朗報に聞こえるでしょう。


しかし実際には、経営破綻後に融資を受けられる企業は、限られてくるのではないでしょうか。
それは、全ての企業がこの制度を受けられるとは考えにくいからです。
破綻企業を再建することによって、地域経済・社会への貢献があると予想される企業に対してのみ、融資が行われる様な気がします。


新制度の登場が楽しみです。