メタボリックシンドローム

最近まわりの子供たちが、ぽっちゃりしていませんか?
結構気になります。


厚生労働省の研究班が、小児(6〜15歳)のメタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)の診断基準をまとめました。
メタボリックシンドロームは、動脈硬化が進み、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中が起きやすくなるとされています。
今回の基準には、成人のような「予備群」の定義はありませんが、「腹囲が基準値を上回る場合は要注意」です。

● 小児のメタボリックシンドローム診断基準 ●


(1)腹囲
 中学生80cm以上、小学生75cm以上、もしくは、腹囲(cm)÷身長(cm)=0.5以上


(2)検査数値
 1.血中脂質 中性脂肪120mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満


 2.血圧 収縮期125以上もしくは拡張期70以上


 3.空腹時血糖 100ミリグラムmg/dl以上


上記(1)に加えて、(2)の項目うち、2項目以上に当てはまると、メタボリックシンドロームと診断され、動脈硬化から心筋梗塞脳梗塞になる危険性が非常に高くなります。


ちなみに大人の診断基準は次の通りです。

● メタボリックシンドロームの診断基準 ●


(1)腹囲 内臓脂肪の蓄積がある
 おへその位置で、ウエスト周りが男性で85cm以上、女性で90cm以上ある。


(2)検査数値
 1.血中脂質 高脂血症 中性脂肪値が150mg/dl以上、HDLコレステロール値が40mg/dl未満。これらの一方あるいは両方に当てはまる。


 2.血圧 高血圧 収縮期血圧(上)が130以上、または拡張期血圧(下)が85以上。


 3.空腹時血糖 高血糖 空腹時の血糖値が110mg/dl以上


上記(1)に加えて、(2)項目のうち、2項目以上に当てはまると、メタボリックシンドロームと診断され、動脈硬化から心筋梗塞脳梗塞になる危険性が非常に高くなります。


「子供の心配をしている場合じゃない」って声が聞こえてきそうですが・・・。
皆さんはいかがでしょうか?