値上げラッシュ

新日本石油は、12月1日から出荷する石油製品の卸価格を引き上げると発表しました。
12月の石油製品のコストは前月に比べて原油価格が上昇したものの、為替レートが円高となったため、リッター当たり5.6円上昇した。これにこれまでのコストアップで取りきれていなかった分も加えて、卸価格を値上げするとしています。
このため、12月以降は6円以上値上げとなる見通しです。


時を同じくして、ドイツ系のインポーターから小売価格の値上げのニュースです。

メルセデス・ベンツ、多くの車種で値上げ実施 2007年11月29日(木)
 メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツ乗用車のメーカー希望小売価格を見直し、2008年1月1日から新価格を適用すると発表した。
 メルセデス・ベンツでは、為替相場におけるユーロに対する円安傾向が続くなか、価格上昇を回避するための企業努力を続けてきたが、当初予想を上まわる事態の長期化に伴い、今回の価格改定を決定したという。なお、改定幅は全車平均で1.7%の上昇となる。


フォルクスワーゲンが1月から値上げ 2007年11月30日(金)
 フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンが、2008年1月1日から取り扱い車種の販売価格を一部値上げすると発表した。
 今回の価格改定は、昨今の原油価格の高騰による輸送費の上昇および、高止まりし続けるユーロの影響などによるものという。改定幅は全車種平均で1.2%(0円〜10万円)。一部モデルは旧価格がそのまま継続して適用される。


BMWでも車両価格の値上げを実施 2007年11月30日(金)
 ビー・エム・ダブリューは、2008年1月1日付けでBMWブランドの車両価格を改定すると発表した。
 今回の価格改定では、一部モデルを除く車両価格(税込み価格)が平均で0.7%(2〜12万円の幅)上昇するという。なおオプション装備、オプション・パッケージ価格には変更はない。
 これは、ユーロ高の影響を受けたものと思われ、メルセデス・ベンツフォルクスワーゲンに続き、多くの輸入ブランドで一斉の値上げ実施となる。


車を所有することが困難な時代になりそうです。
せめて道路特定財源暫定税率の引き下げでもして欲しいですね。