2008年自動車品質調査

アメリカの調査会社JDパワー・アンド・アソシエーツが発表した2008年の自動車品質調査で、ポルシェが3年連続首位を維持しました。


不具合指摘(苦情)件数は、ドイツの「ポルシェ」ブランドが新車100台当たり87件と最も少なく、首位です。
2位以下は、日産自動車の高級車ブランド「インフィニティ」が98 件で2位、トヨタ自動車の「レクサス」ブランドが99件で3位です。
フォード・モーターの「フォード」ブランドとゼネラル・モーターズGM)の「キャデラック」ブランドはそれぞれ前年から順位を上げました。


業界全体の平均は100台当たり118件と、前年の125件から苦情が減少しています。
06年は124件でした。

ブランド別100台あたりの苦情件数(100台当たり)

08年順位 ブランド 会社名 国名 苦情件数 07年順位
 1   Porsche   ポルシェ   ドイツ   87   1 
 2  Infiniti   日産   日本   98   9 
 3   Lexus   トヨタ   日本   99   2 
 4   Mercedes   ダイムラー   ドイツ   104   5 
 4   Toyota   トヨタ   日本   104   6 
 6   Mercury   フォード   アメリカ   109   8 
 7   Honda   ホンダ   日本   110   4 
 8   Ford   フォード   アメリカ   112   10 
 8   Jaguar   ジャガー   イギリス   112   6 
 10   Audi   アウディ   ドイツ   113   26 
 10   Cadillac   GM   アメリカ   113   25 
 10   Chevrolet   GM   アメリカ   113   15 

新車購入から90日間の苦情
08年型車の保有者8万1500人余りが対象


偶然にもアジア、米国、欧州のメーカー4つずつ均等になりました。


17部門ある車種別では、トヨタ自動車など日本車が9部門獲得して、過半数を占めました。
トヨタが「レクサスLS」など3部門、ホンダが「シビック」など3部門、日産2部門、マツダ1部門となっています。


やはり品質に関しては、まだまだ日本が優位のようですね。